費用は抑えたいけど、機能は妥協したくない

生活術

安さを取るか、品質を取るか

買い物をするとき、誰しも「できるだけ安く済ませたい」と思うものです。
良いなと思って商品を見て、次に気になるのはやはり価格ではないでしょうか。
しかし、同時に「安くても、ちゃんと使えるものがいい」とも感じます。

私も以前までは、「使えれば十分」と考えていました。
けれど、社会人として日々働く中で、「安さを優先することのリスク」を痛感する出来事がありました。


実体験:安価なイヤホンの代償

営業職として働いていた頃、私は通勤時間や移動中によく「上司と一緒にしたロープレや先輩がアポイントを取った架電録音」を聞いていました。
そこで必要になったのが、ワイヤレスイヤホンです。

「音が聞ければ十分だろう」と思い、当初は2,000円ほどの安価なBluetoothイヤホンをインターネットで購入しました。
しかし、それが後悔することに繋がります。

購入直後は問題なく使えていたものの、数週間も経たないうちに「音が途切れる」「Bluetoothが繋がらない」「片耳しか聞こえない」といった不具合が次々に発生したのです。

挙句の果てに、オンラインでの商談中でも不具合が発生して、アポイント自体が流れてしまったこともありました。

結果として、わずか1ヶ月も経たないうちに買い替えが必要になりました。

そのとき感じたのが「初期コストを抑えることが節約になるとは限らない」ということです。


「本物を知る」ことの価値

私はその後、思い切って1万円台のイヤホンを購入しました。
ノイズキャンセリング機能が付いており、音の質も以前とは段違いです。
しかも、数年経った今でも問題なく使えています。

この体験を通して、「本物を知ること」はお金以上の価値があると感じました。

なぜなら、一度「良いもの」を使うと、日常のストレスが明らかに減るからです。
操作性、音質、耐久性――どれを取っても、安価な製品とは比べものになりません。

そしてもう一つ大きいのは、「良いものを使うと、自分の行動の質も上がる」ということです。
通勤中の録音確認もスムーズになり、集中して聞けるようになったことで、商談の反省や改善もより効率的に行えるようになりました。

つまり、「費用対効果」という観点で見れば、高品質なものを選ぶことは決して浪費ではなく、「自分への投資」なのです。


日常でこそ「良いもの」を選ぶべき理由

多くの人が、「特別なときに使うもの」にはお金をかけます
スーツ、時計、車など、見た目や場面で印象を左右するものには投資を惜しまないでしょう。

しかし、実際に毎日手に取るもの――たとえば、ペン、マグカップ、パソコン周辺機器、靴、バッグなど――こそ、「質の良さ」が日々の快適さを決めるのです。

なぜなら、こうしたアイテムは使う頻度が高く、機能性が生活の質に直結するからです。
たとえば、履き心地の悪い靴を毎日履いていると、足が疲れやすくなり、仕事のパフォーマンスにも影響します。
一方で、少し高価でも自分に合った靴を履くと、1日中快適に動きやすいです。

こうした「小さな積み重ね」が、結果的に仕事や生活の効率を大きく左右しているのです。


「費用を抑えたい」ときに考えるべき3つの視点

もちろん、全てに高級品を選ぶ必要はありません。というか金銭的にも難しいです。
大切なのは「何にお金をかけるか」を見極めることだと思います。

振り返ると私は次の3つの基準で判断しています。

  1. 使用頻度が高いもの(=毎日使うもの)

  2. 生産性や快適さに直結するもの(=仕事道具、健康に関わるもの)

  3. 代替が効かないもの(=一度壊れると生活に支障が出るもの)

この3つに当てはまるものは、多少値が張っても「信頼できる品質」を選ぶようにしています。

逆に、「滅多に使わないもの」や「流行りモノ」は、費用を抑える対象にして問題ありません。


まとめ

今回のイヤホンの一件で、私は「価格」よりも「価値」で選ぶことの大切さを学びました。

安い買い物が必ずしも悪いとは言いません。
ただ、「安く済ませたい」という気持ちの裏に、「後悔のリスク」も潜んでいます。

結局のところ、「費用を抑えたいが、機能は妥協したくない」という想いは、誰もが抱く本音です。
そのバランスを取るためには、「自分にとって何が本当に必要なのか」を見極める力が求められます。

私の結論は、「安さを追うより、納得を買う視点を持つ」ことです。

それが、無駄な買い替えを防ぎ、長く快適に使える最良の選択だと考えています。

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