上司の前ではメモを取るべし
「メモを取らない人」が圧倒的に多い現実
会議や上司との打ち合わせの場で、しっかりメモを取っている人は意外と少ないです。
頭で覚えておこうとする人、PCやスマホに入力するのをためらう人など、理由はいろいろですが、結局「大事なことを忘れてしまう」「同じことを何度も聞き直す」といった失敗につながりがちです。
例えば、上司からの指示を一度で理解したつもりでも、時間が経つと細かいニュアンスを忘れてしまい、結果として修正依頼が増えたり、同僚に聞き回ったりすることも少なくありません。
こうした「あるある」の多くは、シンプルにその場でメモを取っていれば防げることなのです。
メモは「キレイ」でなくていい
上司の話を聞くときにキレイなマニュアルを作る必要はありません。
むしろ走り書きでも、自分が後から見返して分かれば十分です。
大切なのは、その場で「記録する」という行為そのものです。
思い出そうとしても意外と記憶は抜け落ちます。
メモを残しておけば、後から整理したり補足することができます。
聞くだけでは忘れる
当たり前ですが、人は聞いただけの情報はすぐ忘れてしまいます。
どれだけ理解したつもりでも、数時間後には抜け落ちていることも珍しくありません。
メモを取ることで記憶が補強され、後で振り返りができることで理解度も格段に上がります。
結局のところ「聞いたことをそのまま残しておける」のは大きな安心材料になるのです。
メモは相手への安心感になる
話す側は、自分の伝えた内容がきちんと理解されているかどうかを気にするものです。
目の前でメモを取っている姿は、「きちんと聞いてくれている」という証拠になり、相手に安心感を与えます。
たとえリアクションを取っていたとしても、内容が複雑なほど、ただ聞いているだけでは「本当に理解できているのだろうか」と疑問を持たれる可能性もあります。
メモは自分のためだけでなく、相手との信頼関係を築くうえでも非常に有効な行動です。
まとめ
メモは単なる備忘録ではなく、自分の記憶を補強し、上司や相手に安心感を与えるツールでもあります。
完璧にまとめる必要はありません。
大事なのは、その瞬間に「受け止めていますよ」という姿勢を形にすることです。
走り書きでも十分効果はあります。
上司の前ではぜひペンを走らせてみてください。
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